ろうきんと消費者金融の違いとは?

消費者金融のことを調べていると、「ろうきん」という言葉が出てくると思います。ろうきんというのは、中央労働金庫のことで、銀行みたいなものだと思ってください。ろうきんと銀行との違いは、ろうきんが「労働組合や生協などがお互いに助け合うために作った金融機関」という点だけです。

基本的には、銀行カードローンと同じようなものですので、消費者金融との違いも、銀行との違いから考えることができます。

 

■ろうきんのカードローンとは?

ろうきんのカードローンは、マイプランというもので、銀行カードローンの中でも低金利という特徴があります。
ろうきんの構成員、つまり、団体会員の方や生協会員の方かどうかで金利が異なりますが、銀行カードローンの中でも金利の負担は少ないと思います。

ただし、金利が低く設定されている分だけ、審査が厳しいという面があるのも事実です。審査に通りやすい金融機関を選ぶかどうか、という視点で考えると良いと思います。

 

■ろうきんと消費者金融の制度面での違い

ろうきんと消費者金融との違いは、貸金業法による規制があるかどうかです。収入証明書の提出要件や融資の上限額などが消費者金融で決めていますが、ろうきんの場合は、ろうきん自体が制度を決めています。

また、団体会員以外の方がろうきんのカードローンを利用する場合、中央ろうきん友の会に入会するか、個人会員として1,000円以上の出資が必要になる場合があります。

 

■ろうきんと消費者金融とのローン審査の違い

ろうきんのカードローン審査を受ける場合は、年収が150万円以上あり、同じ勤務先に1年以上勤務していることが条件となっています。

消費者金融で「年収○○円以上」というのは聞いたことがありませんので、ここに審査の違いがあります。また、ろうきんの仮審査が終了した後に、正式な申込書や契約書、その他の必要な書類の提出が求められます。融資が受けられるまでに一定の期間を要しますが、消費者金融は、即日でお金を受け取ることも可能です。

「最短30分」という迅速な審査ができるプロミスやアコムなどなら、申込みから1時間以内にお金を受け取ることも不可能ではありません。

 

■ろうきんは総量規制対象外!

ろうきんのカードローンは、若干、利用しにくい部分もありますが、総量規制対象外であることが消費者金融と異なります。年収の3分の1超のお金が必要なときは、ろうきんのような、銀行のカードローンを選ぶようにしましょう。

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